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  • 樹種の特長 ~タモ編~

    2021.11.27


    コートなしでは出られない、冬らしい寒さになってまいりました。

    今朝は気づけば近場の山も雪化粧!

    牛岳画像.png


    前回のブログでも案内させていただきましたが、

    (前回のブログはこちら→「悩める項目とは・・・」)

    本日のブログでは、弊社で取扱いの樹種について

    紹介させていただきます。

    今回ご紹介するのは、家具などでも人気を誇るタモ材です。
    !cid_169b086948d7315981c1 2.jpg

    タモは、モクセイ科トネリコ属の広葉樹に分類される材料です。

    反発力が強い木材であり、力を加えてもしなってたわむ特性があり、

    折れにくい木材でもあります。

    「タモ」という名前の由来は、「たわむ木」から来ているという

    説もあります。



    杢目の種類は大きく分けると、〈柾目〉と〈板目〉の2種類。

    当社で使用しているタモ材は、木目が平行に通っている

    柾目の無垢材になります。
    タモ 切り抜き.jpg

    タモは、杢目の美しさが特徴の一つと言われるほど。

    ナチュラルで淡い色味と、繊細で美しい杢目を兼ね備え、

    優しい雰囲気の中にも凛とした表情を持っています。

    弾力性に富み、また加工により木が持つ様々な表情が

    引き出され、ひとつの芸術品として楽しむことができます。


    仕上がりは、〈プレーナー仕上げ〉と〈浮作り仕上げ〉の2種類。

    ***

    〈プレーナー仕上げ〉

    表面を平滑に整えた仕上がりで、木理はほぼ通直で

    その中でも流れるような均質で美しい杢目が

    表情を表わしています。
    IMGP9195 2.jpg


    〈浮作り仕上げ〉

    自社独自の加工により、木目に凹凸を付けた

    一部分を切り取ってみても同じ表情がない、

    立体感ある魅惑的な杢目を作り出しました。
    DSCF0532 2.jpgIMG-6486 2.jpg

    材自体が淡い色味のため、塗装色によって色味の違いが

    大きく出やすい点も特徴としてあります。

    こちらは"タモ浮作り仕上げ" 塗装サンプルの一部↓
    タモ色.jpg
    左から、

    タヤエクステリア

    ブラック色、ウォルナット色、ローズウッド色、チェストナット色

    (※画像の為、実際の色味と異なる場合があります)

    ショールームでご覧いただいたうえで、

    最近特に多くご要望いただくのが、このタモ浮作り仕上げです。

    また、特に浮作り仕上げだった場合、【和】を感じられがちですが、

    実は【洋】の住宅にも合う、面白い材です。

    「白木の女王」とも讃えられ、神秘的な美しさをもつ、

    それが "タモ" です。





    さて、次回はこのタモ浮作り仕上げと同じく人気の樹種、

    世界三大銘木である"ブラックウォルナット材" のご紹介を

    させていただきます☆
    IMGP9414 BW.jpg



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